ハワイを訪れるとよく耳にする「マハロ」という言葉。
多くの方が「アロハ」が「こんにちは」という意味であることは知っているかもしれませんが、「マハロ」が持つ意味についてはどうでしょうか。
この記事では、「マハロ」という言葉の本来の意味、それを伝える際に伴う手の動き、そして「マハロ」と言われた時の適切な返答について解説していきますね。
ハワイで「マハロ」と言われた際、どのように返答すれば良いか迷うこともあるかもしれません。
そんな時の参考になれば幸いです。
「マハロ」の意味とは?
「マハロ」は「ありがとう」、または英語でいう「Thank you」と同じ意味を持ちます。
さらに、「マハロ ヌイ ロア」(Mahalo nui loa)は、「大変ありがとう」や「Thank you very much」といった意味で使われ、感謝の気持ちをより強く表現していますね。
しかし、「マハロ」はハワイ固有の文化から生まれた言葉であり、日本語の「ありがとう」や英語の「Thank you」とは異なる独特のニュアンスを含みます。
今回の記事を通じて、その特別な意味合いを探求していきますね。
ハワイにおける手の合図の使い方
ハワイでのコミュニケーションでは、ハングルースとシャカという二つの手のサインがよく使われます。
これらはどちらも親指と小指を伸ばすことで共通していますが、以下のような違いがあります。
- ハングルース:手の平を相手に向けます。
- シャカ:手の甲を相手に向けます。
「マハロ」を伝える際には、ハングルースのポーズを取るのが一般的です。
※ハングルースの手の形
ハングルースは、「マハロ」だけでなく、「アロハ」と伝える時にも使われる挨拶の手法です。
一方、シャカのサインは、応援や励ましの場面で用いられます。
たとえば、有名なところだと、1976年から22年間ホノルル市長を務めたフランク・ファーシーによって選挙キャンペーンで使用されていますね。その後さらに一般に広まりました。
また、ハワイ出身のバラク・オバマ元大統領が公の場でこのサインを頻繁に使ったことで、世界中に知られるようになりましたね。
「マハロ」とは?その言葉の背景と意味
「マハロ」はハワイ語で「Mahalo」と綴られます。
この言葉は以下の要素から成り立っています。
Ma:~の中で
ha:息
alo:~の前で
ここで、「ha」は、息や魂、さらには神聖な息吹を意味し、非常に重要視されています。
そのため、「マハロ」という言葉には、「あなたの魂が私の中に存在すること」や「あなたがあなたらしく生き続けられるように」という深い願いが込められているんですね。
これにより、単なる挨拶を超えた、相手への深い敬意を示す言葉としての側面が強調されます。
アロハとは何か?
「アロハ」はハワイ語で「Aloha」と綴られ、以下の要素を含んでいます。
alo:~の前で
ha:息
この言葉は、「直接向かい合って息をする」という意味を持ち、この語源から「こんにちは」「さようなら」「愛しています」といった様々な意味が派生しています。
「マハロ」と言われた時の適切な返事
ハワイを訪れた際、「マハロ」と声を掛けられることがよくあります。
その際の適切な返事は、相手に同じ「マハロ」と言い返すことです。
例えば、お店で買い物をしていて、店員さんから感謝の意を込めて「マハロ」と言われたら、買い物の楽しさに感謝して「マハロ」と返すのがふさわしいですね。
ちょっと緊張するかもですが、やってみてください。
ハワイ語での挨拶を楽しもう
ハワイ語には、さまざまな挨拶の言葉があります。いくつかの例を紹介しましょう。
- 「ペヘア・オエ?」(Pehea oe):「元気ですか?」
- 「エ・コモ・マイ」(E komo mai):「ようこそ」
- 「ア フイ ホウ」(a hui hou):「またね」
- 「ヘ ラ マイカイ ノウ」(He la? maikai nou):「良い一日を」
- 「ハウオリ・ラー・ハーナウ」(Hauoli la hanau):「誕生日おめでとう!」
- 「メレ・カリキマカ」(Mele kalikimaka):「メリークリスマス!」
これらの挨拶は、ハワイでのコミュニケーションにおいて大切な役割を担っています。
少しのハワイ語を覚えるだけで、旅行がより楽しいものになるかもしれませんね。
ぜひ、これらの挨拶を使って、ハワイでの素敵な経験を楽しんでください。
終わりに
「マハロ」は「ありがとう」という意味を持ち、手の平を相手に向けるハングルースのポーズと共に使います。
ハワイで「マハロ」と言われたら、同様に「マハロ」と返せばOKです。
親指と小指を立てて、手の平を相手側に向けましょう。
一方で、シャカのサインは、手の甲を相手に向けます。
応援や励ましの意味があるので、余裕があったら使ってみるのもいいかもしれませんね。
この記事をお読みいただき、誠にありがとうございます。楽しい思い出を!